【むくみについて その1】
皆さま、こんにちは。
院長の橋本です。
今日はむくみについて少しお話したいと思います。
今回は長くなってしまったので何回かに分けてお話します!
むくみには医学的に問題になってくるむくみと生理的なむくみがあります。
例えば心不全、腎不全、肝不全が原因で起こるむくみ、甲状腺機能低下症、貧血、リンパ浮腫、下肢静脈瘤でもむくんできます。
深部静脈血栓症でも下肢がパンっと張った痛みを伴う腫脹をきたします。
医学的な問題が原因のむくみは原因疾患の治療をしっかりとしていくことがむくみの軽減につながりますが、医学的な問題が無くても生理的なむくみに悩まれている方も少なくありません。
例えば立ちっぱなしのお仕事に従事されていらっしゃる方、逆にデスクワークでずっと座りっぱなしの方、脚の筋力が弱い方(女性や高齢者)、に生理的なむくみが生じやすくなります。
下肢の筋肉は収縮することによりポンプ機能で下肢に貯まった血液・リンパ液を心臓に押し戻す役割を行っています。
立ちっぱなしや座りっぱなしで足を動かせない、あるいは筋力が弱いとそのポンプ機能がうまく働かなくなりますので、病気ではないのですが、下肢に血液・リンパが溜まりやすくなり、結果としてむくむという現象が起きやすくなります。
人間は寝ているときはだいたい心臓と脚の高さが同じになるので、朝は比較的むくみが少ないが、起きてからは脚と心臓に高低差が出てきてしまうので夕方になるとむくみがひどくなるといった兆候があります。
これを解消させるにはしっかりと脚を動かして(適度な運動をして)、筋力をつけてあげることが良いのですが、私たちを取り巻く環境は複雑でなかなかそう簡単にはいかないのが現状かと思われます。
そこで、手軽に手っ取り早くむくみを少しでも軽減させられる方法をご紹介したいと思います。
続く・・・
院長 橋本千尋