皆さまこんにちは。さいたま静脈瘤クリニック院長の橋本です。
今日は「下肢静脈瘤でどんな症状が出てくるのか?」というお話です。
伏在型静脈瘤の症状
下肢静脈瘤の中でも、静脈の逆流が原因でおこる血管がボコボコしてくる伏在型静脈瘤の典型的な症状は、むくみ、こむら返り、重だるさ、そして見た目でわかる血管のコブです。
むくみ・重だるさ・こむら返り・コブ
むくみ・重だるさ・こむら返りは下肢の静脈血液が心臓に戻れずに逆流し、脚に留まってしまいがちになることが原因のうっ滞症状です。
下肢静脈瘤で命を落とすことはありませんが、重症例はうっ滞性皮膚炎といって皮膚に変化を起こしてくることがあります。
うっ滞が原因で、皮膚脂肪硬化症といって皮膚に茶色く色素沈着をきたし固くなってしまいます。
湿疹、潰瘍といったことがおきてくることもあります。
このような皮膚症状が出現してきた場合は、ほおっておいても自然軽快は期待できませんので早めの受診をお勧めいたします。
網の目・くもの巣静脈瘤の症状
網の目・蜘蛛の巣静脈瘤が原因で「むくみ・重だるさ・こむら返り」が起こることはあまりありません。
網の目・くもの巣静脈瘤では血管に沿ってピリピリするといった症状を訴えられる方がたまにいらっしゃいます。このような患者さんには硬化療法で血管を固めると症状が良くなります。
シビレ・冷え
下肢静脈瘤が原因にならない症状はシビレ・冷えです。
静脈瘤もあるけれども、シビレもあるという方は、静脈瘤以外の原因の検索も必要になってくるかと思われます。
最後に
上記のような症状があり気になる方はお気軽にご相談にいらしてください。
検査をするとなると、来院時の服装はどうすればよいの?と思われた方、下のブログもご参考に・・・
院長 橋本千尋
電話:048-229-5056
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