【医療脱毛とエステ脱毛の違い】
皆様こんにちは。さいたま静脈瘤クリニック 院長の橋本です。
当クリニックではGentle Max Proという機械を使った医療脱毛を行っております。
今日は医療脱毛とエステ脱毛の違いについてのお話です。
結論から申し上げますと、医療脱毛には永久減毛効果がありますが、エステ脱毛には永久減毛効果がありません。
これは使用する脱毛機器の性質上の違いによります。
目次
医療脱毛について
医療脱毛とはクリニックや病院等医療機関が提供する脱毛です。
レーザーで毛を産生する組織を破壊することで永久減毛効果が得られます。
また、施術するのは国家資格を持った医師または看護師です。
脱毛後の皮膚の状態に合わせて必要な処置を行います。
(永久減毛と言われる医療脱毛は再び毛が生えることはほとんどないのですが、まれにホルモンの影響等で生えてくることもあります。再び毛が生える可能性が0ではないということをご理解ください。)
美容脱毛について
美容脱毛とはエステやサロンといった民間業者が提供する脱毛方法でフラッシュ脱毛やIPL脱毛と言われてます。
発毛組織を破壊するほどのパワーの光を出せないので、(安全性の観点から厚生労働省が許可した医療機関でしか高出力照射のできる機械が使えない。)一時的な減毛になってしまいます。
一時的な減毛・永久減毛について
毛根は、何か大きなショックに遭遇すると毛周期の休止期に入り、毛が脱落することがあります。癌の化学療法での脱毛が良い例です。毛根自体が損傷を受けていなければ、数か月後に再び毛周期の成長期に入って発毛します。(レーザー脱毛でもこのようなことはおきます。)エステ脱毛で一時的に減毛したが数か月・数年でまた生えてきてしまったというのはこの状態なのではないかと考えられます。
一方、医療脱毛はレーザーの熱で毛根及び毛を産生させる組織を破壊するので、もう二度と毛を作ることは出来ず、永久減毛になります。
医療脱毛で使用するレーザーの機械とエステ脱毛で使用する機械の違い
医療脱毛で使用されるレーザー脱毛機はクリニックごとに使用するレーザー機械によって波長が異なることがあるものの(例 ALEX755nm Diode810nm YAG1064nm )、基本的には単一の波長で他の波長の波に干渉されない光です。
一方、エステ脱毛で使用しているフラッシュ脱毛やIPL脱毛の光はレーザーではなく、キセノンランプの発光で出る幅広い波長の光を何種類かのフィルターで切り出して用いています。
また、クリニックで使用するレーザーの機械はスイッチを入れたらいつも所定の出力のレーザー光が安定して出るようにキャリブレーション機能がついていますが、エステ脱毛で使用されている脱毛機はキャリブレーション機能が付いていないものもあるので気温等の条件で出力が変動したり、ランプが劣化するとともに出力が低下してくることがあります。
医療脱毛のメリット・デメリット
脱毛の回数や期間はその方の毛質や肌質、脱毛部位、仕上がりに求めるレベルで違ってきてしまいますが、医療脱毛の方がパワーを高く設定でき、毛を産生する組織を破壊するので効果が高いのは間違いなくメリットです。
しかし、パワーが高い分、痛みも伴います。
痛みの感じ方は人それぞれですが、痛すぎて耐えられないという方はほとんどいらっしゃらず、痛くても我慢できる範囲と言われます。
もう一つのデメリットはエステ脱毛と比べるとどうしても値段が安くはないという点です。
最後に
当クリニックでの医療脱毛はコース料金だけではなく、1カ所・1回からの施術が可能です。それぞれ皆様、毛質・毛量・仕上がりのレベルが違うので、個々人のご希望に合わせて施術させていただいております。
そして料金体系はできる限り費用を抑えさせていただき、サービスを提供させていただいております。
費用を抑えられる理由として、当クリニックでは「下肢静脈瘤」の診療を中心に診療しており、その中で、網の目・くもの巣静脈瘤の治療に使うGentle Max Proという機械を使って脱毛を施術しております。
詳しくはこちらをご覧ください。
https://saitama-varix.com/datsumo/