【焼灼術(高周波・レーザー)とグルーはどっちが良い?】
下肢静脈瘤のカテーテル治療である、血管内治療は焼灼術と医療用接着剤による塞栓術の二種類があります。
どちらの方が良いの?と患者さんに聞かれることがあるので、本日は「どっちが良いの?」という視点からお話をしたいと思います。
【焼灼術とグルー治療の違いは?】
焼灼術とグルー治療のおおまかな違いは以下の通りです。
焼灼術は下肢静脈瘤のカテーテル治療の第一選択として確立されてきている治療法です。
焼灼した血管は時間をかけて吸収されていきます。
熱による治療のため、感染リスクが少ないです。
デメリットとしては熱から組織を守るため、血管に沿って麻酔の薬を入れるときに、下肢に複数回針を刺す必要があります。術後は血栓予防のために医療用弾性ストッキングを一か月着用する必要があります。術後の合併症でシビレや感覚が鈍いといった神経障害の可能性があります。
一方、グルー治療は熱を使用しないため血管に沿っての麻酔の必要が無く、そのため、使用する麻酔の量が少なく、針を刺す回数も最低限となります。術後の弾性ストッキングの着用の必要はなく、術後は傷口に絆創膏を貼っただけで帰宅できます。
ただし、グルーに対するアレルギー反応が出る可能性があります。(血管に沿って赤く腫れて痛くなったりかゆくなったりする。)
グルー治療はアレルギー反応が起きなければ患者さんにとっては大変負担の少なくて良い治療方法ですが、このようにどちらの治療方法も一長一短がありますので、患者さんの意向を伺いながらそれぞれの方に合った方法を選択していきます。

