皆様こんにちは。さいたま静脈瘤クリニック 院長橋本です。
本日は下肢静脈瘤の治療の一つであるレーザー治療についてご説明いたします。
下肢静脈瘤はレーザー治療保険で出来る
ひと昔前までは下肢静脈瘤の治療は入院してストリッピング術という血管を引き抜く治療でした。
現在はレーザーで日帰り治療ができるようになりました。
レーザーの治療は血管内焼灼術と言います。
レーザー治療のメリット
メスは使わないので、カテーテルの挿入部と麻酔の針穴だけの傷口ですみます。
また、手術時間も短時間なのでお身体への負担も少なく、術後歩いて帰れます。
保険適応の治療ですので1割負担の方ですと片足15000円、3割負担で44000円です。(別途弾性ストッキング代がかかります。)
レーザー治療のデメリット
熱で血管を焼灼するので、ごくまれに神経損傷や術後の血栓といった合併症があります。
レーザー治療の施術方法
局所麻酔後、治療血管部位にレーザーカテーテルを挿入し、約1000度の温度で血管を中から焼きます。焼灼前に、熱による組織損傷を防ぐため、また、痛み軽減に、カテーテル及び治療血管周囲に麻酔薬の入った生理食塩水を注入します。治療時間は片足30分程度で終わります。
症状に合わせて適切な施術
現在、伏在型の静脈瘤に対する血管内治療は今回お話したレーザーの他に、高周波治療、医療用接着剤による治療と選択肢があります。(当クリニックでは選択肢がすべてございます。)
どのタイプの治療が適しているかは患者さんによって異なってくることもありますので、患者さん、症状に合わせて適切な治療を選択、ご提案させていただきます。