【アップルウォッチで睡眠時無呼吸を指摘された!】
皆さまこんにちは。
さいたま静脈瘤クリニック 院長の橋本です。
アップルウォッチ、不整脈や睡眠時無呼吸等、隠れた病気を指摘してくれる優れものですよね。
先日の循環器学会でアップルウォッチで潜在性の不整脈が見つかり、医療機関への受診につながるという話があり、これは素晴らしいことだなと思っている次第であります。
本日はアップルウォッチの機能の一つ「睡眠時無呼吸を通知」についてのお話です。通知を受けたはいいけどどうすれば良いの?という方は是非お読みいただければと思います。
【睡眠時無呼吸症候群とは?】
睡眠時無呼吸症候群(閉塞性睡眠時無呼吸症候群)とはその名の通り、睡眠中に気道が狭くなり、一時的に呼吸が止まってしまう、あるいは低呼吸になってしまう病気です。その結果、睡眠の質が低下し、日中の眠気や集中力の低下を招きます。
睡眠中に呼吸が止まってそのまま死んでしまうということは無いのですが、呼吸が止まっている間は、様々な臓器に酸素がいきわたらない状態なので、長期的に続くと高血圧、糖尿病、心血管疾患(心筋梗塞・脳卒中)などのリスクの要因となります。
この病気はCPAPという機械を装着した治療になります。
睡眠中にマスクを装着し、空気を送り続け、軽い圧力をかけてあげることで、気道の狭窄を防ぎ、無呼吸・低呼吸を防止します。
治療を受けていない睡眠時無呼吸症候群の方246人を病気の重さを示す指標※「AHI」を20以下のグループと「AHI」が20を超えるグループに分けて長期間の生存率を調べる調査をしたところ、「AHI」が20を超えるグループでは5年後から生存率が低下し、8年後の平均生存率が63%でした。
※「AHI」は1時間の間の無呼吸低呼吸の回数です。例えば「AHI20」は1時間に無呼吸及び低呼吸が20回あったということです。

日中の眠気だけでは済まない怖い病気であることがお分かりいただけるかと思います。
【アップルウォッチで診断?】
ただ、アップルウォッチで「睡眠時無呼吸」を通知されたら即「睡眠時無呼吸症候群」の確定にはなりませんのでご安心ください。現時点では「睡眠時無呼吸症候群の疑いがある」という状況です。
ですので、専門の医療機関で精密検査をし、きちんと診断をしたほうが良いでしょう。
通常は診察後、簡易検査を行います。簡易検査は入院の必要はなく、ご自宅でできます。
そして医療機関での検査結果が「睡眠時無呼吸症候群」ということであれば保険診療でCPAPによる治療が出来ます。
アップルウォッチで睡眠時無呼吸を指摘された!という方は是非、睡眠時無呼吸症候群を加療しているクリニックに一度ご相談ください。
当クリニックでは睡眠時無呼吸症候群のCPAP治療を積極的に行っています。
埼玉県および周辺にお住まいの方お気軽にご相談くださいませ。

