皆様こんにちは。さいたま静脈瘤クリニック院長の橋本です。
本日は足のむくみについてのお話です。
足のむくみの原因は?なぜ起きるのか?
足がむくむ原因としては、心臓病・腎臓病・肝臓病・貧血・甲状腺機能低下症などの内分泌疾患・といった内科的な疾患が根底にある場合や、低栄養状態・下腿の筋肉が少ないことが原因であったり、下肢静脈瘤・リンパ浮腫・薬剤性等が挙げられます。
深部静脈血栓症のような血栓が原因の場合もパンパンに腫れることがあります。
また、特に病気はなくても、ずっと立ちっぱなしであったり、逆にデスクワークで座りっぱなしであったり、生活習慣や体質等で病気ではなく生理的な現象の一つとしての浮腫みもあります。
下肢静脈瘤は気にするべき病気の1つ
下肢静脈瘤(伏在型)は下肢の静脈血液が下肢にうっ滞してきますので、症状の一つとしてむくみがあげられます。
当クリニックでは下肢静脈瘤の治療の前に足首サイズを測定させていただいているのですが、術後に足首サイズが細くなる方がけっこういらっしゃいます。それだけ静脈瘤が原因で足がむくんでいたということだと思います。
下肢静脈瘤以外にも肝臓や腎臓の障害の可能性も
下肢静脈瘤が原因のむくみは治療により、改善してきますが、心臓・肝臓・腎臓が原因といった内科的な問題が隠れている場合もありますので、定期的な健康診断、また、おかしいなと思った際には内科でチェックしてもらいましょう。
最後に・・・むくみのケアを日頃から
医学では病気の原因疾患の治療に対して、症状に対する治療を対症療法と言います。
この対症療法としてむくみに対して足をよくうごかす・弾性ストッキングの着用・むくまないような食生活を心がけるといったケアを日頃から心がけていただくことは大変重要であると思います。
下肢静脈瘤かどうかのチェックは当クリニックで出来ますのでご心配な方は是非一度ご来院を。
さいたま静脈瘤クリニック 院長 橋本千尋