みなさまこんにちは。さいたま静脈瘤クリニック 院長 橋本です。
猛暑が続いております・・・
皆さま、体調はいかがですか?
下肢静脈瘤は夏に悪化する?
実際、ここ最近は「最近足の重だるさが悪化してきた、こむら返りが頻繁でつらい、瘤は前からあったけど最近痛くなってきた・・・」と来院される患者さんが増えてきています。
下肢静脈瘤が夏に悪化するのはなぜ?
暑くなると血管が拡張して、下肢静脈瘤が悪化しやすくなります。
下肢の重だるさが悪化してきたり、痛みが増してきたり、瘤が大きくなってきたり・・・
下肢の静脈はもともと重力に逆らって心臓に戻っていくのですが、静脈には逆流防止の弁が存在しており、この逆流防止の弁が壊れてしまうと血液が心臓に戻れず、下肢に血液が逆流してきてしまいます。
下肢に血液が溜まってくると見た目の瘤だけではなく、下肢が重だるい、むくむ、こむら返りといった不快な症状が出てくることもあります。
ほおっておいても大丈夫?
下肢静脈瘤自体は悪性疾患ではないので、ほおっておいたから下肢静脈瘤で死んでしまう、下肢切断になってしまうといったことはありません。
ただ、悪化してくると「湿疹」「潰瘍」「色素沈着」といった皮膚症状や、下肢の様々な症状を引き起こしてきてしまいます。

ほおっておいて自然に改善する病気でもないので、「最近足の調子が悪いな・・・」等、悩まれていらっしゃる方は一度専門医にご相談されてみてはいかがでしょうか?
軽症なので受診に気が引ける・・・
軽症でも早めに気が付いて対処をすることで悪化を防いだり、アドバイスを差し上げることが可能です。
どんな病気でも重症化してからでは治るのに時間がかかったり、跡が残ってしまったり等もありますので、「これくらいで受診するのは早すぎるかしら?」という心配は不要です。
ご心配な方はお気軽にご相談下さい。
当クリニックは埼玉県川口市にございますが、近隣の群馬県、栃木県、東京からも患者さんがいらっしゃっております。
手術は怖いわ・・・
当クリニックでは、下肢静脈瘤の治療は弾性ストッキングの着用、硬化療法という注射の治療、手術 と患者さんの病状に合わせてご提案しております。
手術も以前とは違い、今はメスを入れずに日帰りで治療することができる病気です。
まずは診断が大切です。何かしら気になっていることがありましたらエコーで診断できますので一度診断をしてもらうことをお勧めします。(エコー検査はお身体に負担のかからない検査になります。)