こんにちは。
院長の橋本です。
先日ヘアードネーションをしました。
やっと目標の40cmに達したのでカットしました。

きっかけはクリニック受付さんの娘さん!
数年前に当時小学生だった受付さんの娘さんがヘアードネーションをして、とても素敵な行動だなと感銘を受け、密かにまねっこ。でも小学生のようにすぐには髪の毛が伸びないですね・・・
何年もかかってしまった・・・
そして「毛」つながりで本日は脱毛についてのお話です!
当クリニックではGentle Max Proを使った医療脱毛を行っています。
〇脱毛原理
〇医療脱毛とエステ脱毛の違い
〇痛み
〇合併症
のお話をしていきます!
〇脱毛原理
レーザー脱毛のレーザー光はメラニンに選択的に吸収されます。
毛の黒い部分はメラニン色素なのでレーザー光が当たると光を吸収して熱を発生します。光のエネルギーが熱エネルギーに変換したということもできます。この熱が毛を産生している細胞に伝わり、毛を再生させる組織が破壊され、毛を産生する能力が失われ毛が生えなくなります。
ただ、毛には毛周期があり、休止期の毛が成長期に入っているときにレーザーを当てなければならないので何回かの照射は必要になります。
〇医療脱毛とエステ脱毛の違い
多くのエステ脱毛が使用しているのはフラッシュライトの光を利用した光脱毛です。
フラッシュライトの光はいくらかの幅を持った複数の波長の光です。
それに対して医療用脱毛レーザーは通常1つの波長の光で直進性に優れており、確実に毛を産生する細胞を熱破壊して毛を生産する能力を失います。
レーザー脱毛の方がエステ脱毛よりもパワーが強く、脱毛効果が高く、通う回数が少なくてすみます。
〇痛み
例えばスネなど痛みを感じやすい場所はありますが当クリニックで医療脱毛レーザーを受けられて「痛くて耐えられない!」という人は今までいらっしゃらなかったです。
よく輪ゴムではじかれたような痛みと表現されます。
〇合併症
脱毛の合併症に、熱傷・毛嚢炎・硬毛化があります。
熱傷→レーザー光はメラニンに吸収されるので皮膚のメラニンにも吸収され、結果、皮膚熱傷がおきることがあります。よって脱毛前の日焼けは避けてください。
脱毛後の日焼けも炎症後色素沈着をきたしやすくなりますので避けてください。
また、日焼け止めには紫外線吸収剤が含まれていることが多いので、レーザー光を吸収して熱傷の原因となることがあります。日焼け止めもしっかり落とした状態でレーザー脱毛を行います。
冷却ガスを使用していますので、凍傷が生じることがあります。
毛嚢炎→毛穴の部分にポツポツと赤く炎症を起こすことがあります。自然に軽快することがほとんどですが、改善が無い場合やご心配な時は診察にいらしてください。
硬毛化→レーザー脱毛を何回か行っているうちに毛が薄くなるはずが、今までなかった太い毛が生えてくる現象です。発生しやすい場所があります。発生しやすい場所としては上腕・背部・顎のラインなどです。硬毛化した毛は10か月くらいすると元の太さに自然と戻ってくることが多いです。この硬毛化した毛に同じ機械で繰り返し照射してもあまり改善しないと言われておりますので、当クリニックでは硬毛化した毛に対してはYAGで高フルエンス照射を行います。
その他の合併症
痴皮形成、水疱、一過性の炎症性色素沈着、色素脱失、瘢痕形成、紫斑、紅斑、浮腫、掻痒感、 毛孔一致性の炎症
当クリニックではスタッフと検討し、患者さん目線に立った値段設定、照射部位設定を行っております。
きっとご満足いただける設定と思います。
照射範囲は今後拡大していきます。
ご利用をお待ちしております。
院長 橋本千尋
電話:048-229-5056