こんにちは。院長の橋本です。
今日はCorona Phlebectatica コロナ フレベクテイティカについてお話します。
コロナ フレベクテイティカとは?
コロナはコロナでも以前神作先生がブログにも書いたCOVID-19ではないんです・・・
「足首の内踝、外踝にある網の目・くもの巣静脈瘤が突然出血してびっくりした」
というエピソードで来院される患者さんがたまにいらっしゃいます。
この足首の内踝、外踝にある網の目・くもの巣静脈瘤は「Corona Phlebectatica コロナフレベクテイティカ」と言い、
2020年のCEAP分類(静脈瘤の分類)も変更され、進行した静脈疾患の早期兆候と考えられるようになりました。
どんな症状があるの?
この足首内踝あるいは外踝の細かい血管は入浴時やトイレの時に突然出血することがあり、圧力が高まっているので、意外とピューッと出血します。
医者の私ですら初めて見たときは「おぉ?結構吹くね。」とびっくりしたものですから、ご自分の身に、あるいはご家族の脚から急に出血した時にはかなり動揺されると思います。
実際に救急車を呼ばれ、救急搬送される患者さんもいらっしゃいます。
どんな対応をすればいいの?
静脈は圧迫すると止血できますので、このような時にはまず、慌てずにタオル等でぐっと圧迫してください。脚を上げると血が止まりやすいです。
このようなCorona Phlebectatiaは硬化療法で加療できます。
また、他に進行した静脈疾患が隠れていないかのチェックも必要ですので、気になる方、あるいはこのような出血のご経験のおありの方は一度受診されてみてはいかがでしょうか?
下肢静脈瘤を放置すると、どうなる可能性があるのか以下の記事で解説しております。よろしければお読み下さい!
院長 橋本千尋
電話:048-229-5056
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