皆様こんにちは。さいたま静脈瘤クリニック院長の橋本です。
足のむくみがひどいので病院を受診したいけれど、診療してもらえるのが何科なのかわからず困っている人はいませんか?
この記事では足のむくみの原因から、足のむくみは何科に行けばいいのかまで詳しく解説します。
目次
足のむくみの原因
足のむくみの原因となる病気としては、心臓病・腎臓病・肝臓病・貧血・内分泌性疾患といった内科的な疾患や、下肢静脈瘤、リンパ浮腫、薬剤性等が挙げられます。
深部静脈血栓症のような血栓が原因の場合もパンパンに腫れることがあります。
低栄養状態・下腿の筋肉が少なくてもむくむこともあります。
足のむくみの原因についてもっと詳しく知りたい方は、次の記事もごらんください。
足のむくみの原因と気になる病気| 【公式】さいたま静脈瘤クリニック | 川口駅から徒歩2分の下肢静脈瘤クリニック (saitama-varix.com)
足のむくみは何科に相談すれば良い?
足のむくみがひどい場合何科に受診するかは、足のむくみの具体的な症状や他にも症状があるかどうかで判断しましょう。
症状 | 予想される病気 | 診療科 |
足のむくみがひどく何週間も持続している | 心臓・肝臓・腎臓・ 甲状腺の病気・貧血等 | 内科 |
足のむくみ以外に動悸・息切れ・体重増加・ 食欲低下などが見られる | 心不全・腎不全 | 循環器内科 |
足のむくみ以外に血がたまって こぶのように見える | 下肢静脈瘤 | 血管外科 下肢静脈瘤クリニック |
静脈瘤というと検査が大変なのではないかと感じるかもしれませんが、血管外科や当クリニックのような下肢静脈瘤専門のクリニックでは身体への負担をあまりかけずに検査ができます。
下肢静脈瘤についての詳細を知りたい方は、次の記事もごらんください。
足のむくみを放っておくとどうなる?
足のむくみは日常的によく見られる症状のため、受診せずそのまま放っておくという人も少なくないのではないでしょうか。
しかし足のむくみがあるとそこに不要な老廃物や水分が貯まり、皮膚にまで負担をかけてきてしまいます。
中には医学的にはうっ滞性の皮膚炎と言ったり、脂肪硬化症と言ったりする茶色く固くなってしまったりする方がいらっしゃいます。
足のむくみの慢性化や色素沈着を防ぐためにも、様子を見ても良くならない、もしくは悪化した場合は病院を受診することをおすすめします。
高齢者の足のむくみで気を付けたいこと
高齢者の場合、運動量が減ったり、加齢によって足の筋肉量が減って静脈血を心臓に戻す働きが弱くなったりするため、若い人よりも足のむくみが起こりやすくなるでしょう。
しかし自分自身では足のむくみに気づかなかったり、気づいていてもおっくうで放置してしまったりする可能性があるため、周囲の人が気づいた時に病院へ受診するよう声がけをすることが大切です。
足のむくみには弾性ストッキングもお勧め
むくみの原因が内科系の疾患である場合はまずそれを治療し、下肢静脈瘤が原因の場合は弾性ストッキング着用や血管内治療を行います。
原因があまりはっきりしないような生理的なむくみには足を適度に締め付け血液が足に溜まるのを防ぐ弾性ストッキングもお勧めです。
塩分や利尿作用のあるアルコールやカフェインが多い飲み物を控えるといったむくまない食生活を心がけるといったケアを日頃から行うことも大変重要だと言えるでしょう。
各種医療機関と連携もしており、必要時にはご紹介もいたしますのでご相談ください。