みなさまこんにちは。
さいたま静脈瘤クリニック 院長 橋本です。
下肢静脈瘤は妊娠出産をきっかけに発症することが大変多いです。
先日も術後の患者さん(70代女性)から「娘が妊娠後、下肢静脈瘤になってしまって・・・出産後、良くなると産婦人科の先生に言われたみたいだけれども、私も2人目出産後からどんどん悪化してきたし、一回診てもらった方が良いですよね」とご相談を受けました。
妊娠と下肢静脈瘤
妊娠するとホルモンの影響と赤ちゃんが大きくなるにつれて子宮が大きくなり、循環血液量も増えるため、静脈瘤を発症しやすいです。
妊娠や分娩への影響は?
妊娠中に下肢静脈瘤を発症、あるいは悪化したからといって妊娠、分娩に悪影響を及ぼすことは基本的にはございません。
妊娠中に下肢静脈瘤の治療はどうするの?
妊娠中は赤ちゃんへの影響を考えて、積極的な治療(カテーテルによる治療や硬化療法)はできません。
医療用弾性ストッキングの着用が治療になります。
また、日中時々足を上げたり、夜、寝るときに足を高くして寝るといった対症療法も効果的です。
産後良くなるの?
産後、少し軽快する方は確かにいらっしゃいます。軽快はするのですが、完全に治っているのではないため、再度の妊娠出産をきっかけに悪化することもあります。
産後に治療しても大丈夫?
下肢静脈瘤という病気はこの病気自体で命を落としたり、下肢の切断といった怖いことにはつながりません。また、進行も比較的ゆっくりの病気ですので、産後の治療で全く問題はありません。
産後(卒乳後)、カテーテル治療や硬化療法が出来ますので、積極的な治療をしたいと言う方は産後(卒乳後)を目安に治療の計画を立てられてはいかがでしょうか?
よくある質問
弾性ストッキングはどこで買えるの?
市販の弾性ストッキングは大きなドラックストアで取り扱いがありますが、より効果の高いタイプをお求めの場合には医療機関での購入をお勧めいたします。
当クリニックではサイズをお測りして、患者さんに合ったものをお渡ししております。また、履き方のコツもお伝えしてお渡ししております。

