皆様こんにちは。 さいたま静脈瘤クリニック 院長橋本です。
何だか足のむくみやかゆみが続いて気になっているけれど、少しずつ血管まで目立ち始めたので病院を受診しようか悩んでいるという人はいませんか?
この記事ではそんな人に知ってほしい、下肢静脈瘤の初期症状について解説します。
下肢静脈瘤の初期症状と症状の進行の進行について

下肢静脈瘤の進行は10年単位と非常に緩やかなため治療を急ぐ必要はありませんが、受診の目安として何らかの自覚症状が出たタイミングで早めに受診した方が良いことを覚えておきましょう。
進行度別の症状の違いもご紹介します。
進行度 | 症状 |
初期症状 | ・足のむくみ、火照り、かゆみ、だるさ ・こむら返り ・足の血管が網目状になっている ・足の血管がクモの巣状になっている |
中期症状 | ・足の血管がボコボコ浮き出る ・軽度の色素沈着がある ・皮膚炎を合併している |
後期症状 | ・重度の色素沈着がある ・皮膚炎がありさらに重くなると潰瘍になる |
画像のようにはっきりと茶色く色素沈着があると後期症状となるため、下肢静脈瘤の疑いがあるなら初期症状が見られた段階でなるべく受診するよう心がけましょう。
下肢静脈瘤の予防
下肢静脈瘤は例え初期症状の段階でも自然に治ることはないため、発症したら必ず病院での治療が必要となりますが、なるべく発症を予防することはできます。
下肢静脈瘤を予防したい人は、次のようなことを行ってみましょう。
・毎日30分程度のウォーキングを行う(膝の負担が気になる人は水中ウォーキングを行う)
・適度な水分補給を行う
・寝る時は足をやや高くして寝る
・長時間立ちっぱなしや座りっぱなしの姿勢にならない
・生活習慣を整え肥満になるべくならない
このようにバランスの取れた食生活を送り、毎日自分に合った運動を心がけることで下肢静脈瘤を予防することができます。
しかし、自分が下肢静脈瘤かどうかはっきりと知りたい人には一度検査してみることをおすすめします。
さいたま静脈瘤クリニックにおいては、検査はお身体への負担の少ないエコーで行い、正常か病的な血管なのかをその日のうちに知ることができます。