下肢静脈瘤 お悩み
症状
伏在型静脈瘤は血管に血液が溜まるので血管がボコボコと膨らんでくることがあります。血管のふくらみといった見た目以外に、足に血液がうっ滞することによる足のむくみ・重だるさ・こむら返りといった症状や、重症化すると皮膚に湿疹・潰瘍ができたり、皮膚が固く黒くなってしまうこともあります。網の目・くもの巣静脈瘤はほとんど症状を起こしてきませんが、見た目が気になったり、まれにピリピリするという方がいらっしゃいます。
下肢静脈瘤とは
下肢静脈瘤には足に負担をかけてくるタイプのものと脚には負担をかけてはこない見た目だけの問題のものがあります。一般的に血管がボコボコとこぶ状になってくるタイプは伏在型静脈瘤と呼ばれ、下肢静脈内にある逆流防止弁が壊れることで下肢の静脈血液が心臓に戻れずに逆流して血液がうっ滞して足に負担をかけてくることが多いです。一方、紫色や赤い細かい網の目・くもの巣静脈瘤はそれだけですとそれほど足には負担をかけてきません。
原因
遺伝的な要因・美容師さんや飲食店といった立ちっぱなしのお仕事に従事されていらっしゃる方・女性・妊娠出産回数が多いほどり患しやすいといわれております。
日常の注意点
下肢静脈瘤が原因で足の血管がボコボコしているような場合は自然に治りことはありませんが、良く足を動かしたり、医療用弾性ストッキングの着用により症状を軽減させたりすることができます。網の目・くもの巣静脈瘤は残念ながら自然軽快はなく、徐々に増えていく傾向があります。こちらは弾性ストッキングを着用しても消失しません。